2014年Jリーグの最終節、名古屋グランパス戦
レッズの勝利と、首位・ガンバ大阪の引き分け以下という条件で優勝が懸った試合。
開始直後の2分、レッズはいきなりゲームを動かす。
阿部が長いドリブルで攻撃の起点になり左からのコーナーキックを得ると、
柏木のキックに合わせたのは槙野。ヘディングシュートは、クロスバーに当たりゴールの中で。
幸先よく1-0と先制に成功した。
レッズ守備陣はペナルティーエリア内でのシュートは許さずにしっかりと耐えながらゲームを進めていった。
カウンターで反撃の機会をうかがうレッズは、
終了間際には柏木がミドルシュートを放つなど全体にリズムを取り戻して前半を1-0で終えた。
後半も立ち上がりにセットプレーでピンチを迎える苦しい立ち上がりになったが、
55分を過ぎたころからレッズがペースを握る。
梅崎の左サイドからの突破を足掛かりにチャンスを作るレッズは、
柏木や阿部にシュートチャンスが訪れたが名古屋ゴールを射抜くには至らずに
追加点を挙げることができない。
すると72分、コーナーキックから矢野にヘディングシュートを許すと、
GK西川が一度はファインセーブで防いだものの牟田に押し込まれて失点。1-1の同点とされてしまった。
何としても勝利が必要なレッズは、青木に代えてマルシオ、
平川に代えて啓太を投入し、後方の人数を削って攻撃に掛かる。
梅崎のミドルシュートが名古屋ゴールを襲う場面もあったが、
89分に啓太のパスがカットされるとそのまま相手FW永井に持ち込まれ、
そのままシュートを決められて1-2とされてしまった。
試合終盤、レッズは那須を前線に上げてロングボールから活路を開きにかかるが、
こぼれ球をつないで放った李のシュートも楢崎のセーブに合い、このまま試合終了。
レッズは1-2で敗れた。
レッズは勝ち点を62から伸ばせずに終了。
他会場では首位のガンバ大阪が引き分け、3位の鹿島アントラーズが敗れたため、
レッズは18勝8敗8分の2位でリーグ戦の戦いを終え、同時に2014シーズンのリーグ戦を終了した。